子どもとの関わり

語りかけ育児の2歳へのやり方。親子が同じものに注意を向けることが大切です

この記事は、「語りかけ育児」の本という本を参考にしています。


0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児

 

上の子が1歳くらいの頃から実践しているのですが、

忙しいとこの語りかけ育児の基本ルールを忘れがち…。

 

私はこの本を、子どもにうまく関われていないなと思う時に読み返すことが多いです。

すると、やっぱりそこにヒントがあるんですよね。

 

今回は、私が最近読み返した2歳前半についてまとめていきたいと思います。

 

語りかけ育児は2歳児にとってどれだけ重要か

2才児の言語発達

2歳前半といえば、「これなあに?」という質問がどんどん出てくる時期ですよね。

そして、一日に10語覚える子もいますし、

2語文・3語文も話し始めます。

親としても、色々話してくれて楽しい時期である反面、

忙しいときはちょっと面倒だと感じてしまうこともありますね。

 

私もついつい適当にあしらってしまいがちですが、

この頃の1日30分の語りかけ育児は、

遊びや注意力や心の発達にも影響を与えるんです。

 

なぜ心の発達と関係があるかと言うと、

言われていることがわからなかったり

言いたいことがわかってもらえないとなると、

子どもは欲求不満に陥るからなんです。

欲求不満状態が続くなんて、そりゃあ相当なストレスですよね。

 

確かにこの頃は、かんしゃくも起こしやすい時期で

親も一緒にかんしゃくを起こしそうになります…。

 

2才児への語りかけ育児のやり方

静かで邪魔の入らない環境で行いましょう。

一緒に遊ぶなら、床や机の上には空きスペースを設けて

十分に遊びに集中できるようにしておきます。

 

話しているときは、子供の注意しているものに一緒に注目しましょう。

現在のことだけでなく、過去、未来のことも話すといいですね。

その日体験したことを楽しく思い出しながら話すのは、

ことばの発達にはとてもいい影響を及ぼします。

過去のことについて話すと、見たり行ったりしたことの意味や目的が

理解できるようになります。

ただ、過去についての話って、そこまで子供の興味を引き続けることが

できなかったりするので、注意がそれたらそこで終了!でOKですよ。

子供の表情やしぐさなどから、注意が向いているかどうかはわかると思います。

子供に合わせることも、語りかけ育児では重要ですよ^^

 

そして、新しいことばをどんどん使いましょう。

子供の興味に合わせた語りかけを行っていれば、

子供は新しいことばを自然に吸収していきます。

話しかける内容は3語までの短い文にしておいて、

新しいことばを使っていくほうがよいとされています。

(あんまり長いと、文の意味を理解するのでいっぱいいっぱいになってしまうので)

 

語りかけ育児 2歳にやってはいけないこと

それは、子供の言い方を直したり、ことばや音を真似して言わせようとすることです。

大人の役目は、これまでお伝えしたような、最適な方法で

話しかけを行うことだけ。

そうすれば、子供は自分で学習していってくれます。

 

あとは、なかなか難しくはあるのですが、

「だめ」ということばはできるだけ使わないことですね。

 

語りかけ育児の効果は子供にだけ与えられるものではない

と、私は思っています。

この語りかけ育児の時間って、親の私も

「絶対オキシトシン出てんな」

と確信できるほどに、幸せを感じられる時間なんですよ。

忙しい夜。

家事が残っていたりすると、子供を相手にするとき

どうしても上の空になってしまいがちですが

子供に集中する時間だけは、何が何でも確保していただきたいと思いますね。

 

思ったように遊べなかった日は、寝かしつけの時間に

こどもを寝室に一人ずつ連れて行って、横になって目を合わせて

「今日のハンバーグ美味しかったね」

「〇〇がいっぱい食べてくれて嬉しかった」

のように話しかけるだけでいいと思います。

きっと、兄弟が周りにいる時には引き出せない表情や返答がありますよ。

そしてその反応にキュンキュンすることでしょうっ!

 

まとめ

会話においても遊びにおいても、語りかけ育児の間中、

2人が同じものに注意をすることが一番大切です。

 

大人が提示したものに注意を向けさせるのではないですよ。

 

子供が一番学習するのは、

子供が選んだものに、大人が合わせてくれたとき。

なのですから。

 

そういえば、知り合いの東大生を育てたお母さんは、

絵本を読んでと言ってきたり、何?という質問を子供がしてきたときは、家事を放り投げて絶対相手をしていたよ!

絶対そうするって決めてた

とおっしゃっていました。

うーん、さすがです。