子どもとの関わり

アクティブラーニングと幼児教育。主体性の引き出し方について考える。

新しい教育とも言えるアクティブラーニング。

私は本当に主体性のない学生だったので、アクティブラーニングについての資料を読めば読むほど教育現場で取り入れていくことは難しい気がしてしまいます。

 

ですが、小さいうちから親が子どもの主体性を伸ばす働きかけができるとしたら…。

 

成長してからも、どんどん自分で学んでいってくれるのかもしれませんよね。

 

そのような期待を持ちつつ。

今回は、

幼児教育とアクティブラーニング、

子どもの主体性を育てる環境、

について、少し勉強してみました。

 

アクティブラーニングと幼児教育

アクティブラーニングとは、何か。

茂木先生の本では以下のように書かれていました。

学ぶ主体が能動的(アクティブ)に学びに参加する学習法のことです。

(中略)

要は興味を持てることを見つけ、それを掘り下げて自分から進んで学ぶと言うだけのことです。

引用:5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方 茂木健一郎著

実際は割と奥が深いものだと思うのですが、私もまだしっかりと把握できていません。

 

さらに文部科学省のホームページには、

アクティブラーニングとは、主体的・対話的で深い学びのことであるとの記載があります。

 

なんとなくわかるような気がするけれど、実際、幼児教育においては、どのようにアクティブラーニングを実現させるのかということですよね。

 

茂木先生によると、

アクティブラーニングは0歳からでも日常の中で行うことができます。

もちろん、その最初の先生となるのは親です。

 

子供が夢中になったものに親がいち早く気づいて、それをさらに掘り下げていけるようサポートしてあげることが必要なのだと思います

 

小さい頃のアクティブラーニングで、茂木先生のおすすめは「収集遊び」だそうです。

確かに、子どもは外で何か同じようなものを必死に拾ったり、それを分けたり混ぜたりと、繰り返し楽しそうに遊んでいますよね。

そして、なぜそのように分けたのかを親に説明したり、たくさんの質問を投げかけてきたり。

そのような時に、子どもは知性を働かせているということなのでしょうね。

 

主体性の引き出し方

これについては、夫とよく話しているのですが、主体性を引き出すとは、つまり

「内発的動機付け」を高めてあげること

とも言えるのではないでしょうか。

 

「内発的動機付け」とは、簡単に言うと、自分の中に湧き上がった興味・関心、「楽しい!」という気持ちから作られるモチベーションのことです。

 

具体的にどういうことをしてあげればいいのかなと考えていますが、

興味を持てることを見つける機会を増やす、

行動を自分で決めさせる、

その行動を行ったことで何か成果を上げ、自分はちゃんとやれるんだ!と認識してもらう、

などでしょうか。

 

具体例として、以前、教室などで習わずに英語がペラペラになった男の子の話を思い出しました。

確か…

その男の子は、共働きのご両親の代わりにお世話をしてくれていたおばあちゃんに、いつも英語のDVDを観せられていたそうなのですが、いつしか英単語を口にするようになったとのこと。

そこでお母さんは、外出した際に外国の方を見つけると、「話しかけておいで!」と促すようにしていたそうです。

男の子も、自分の英語で話してみたいという気持ちが強かったのか、自分からどんどん話しかけるようになり、どんどん習得していったそうなのです。

 

私なら英語の教室に通わせることを検討はするでしょうが、外で知らない人に話しかけるなど絶対にできません。

でも、その男の子はお母さんが背中を押してくれたことで、自分の英語をたくさん試してそこからまた学んでいくことができたのです。

きっとその体験をするのは楽しかったのだろうなと想像できますよね。

 

子どもの主体性を育てる環境

大学ジャーナルONLINEに、アクティブラーニング特集が組まれていたのですが、そこで以下のようなことが書かれていました。

「頑張るのは学生の責任。頑張り甲斐のある場を提供するのは教員の責任」というメッセージである。

引用:大学ジャーナルONLINE

意欲の低い学生にいかにアクティブラーニングを行うか

大学生向けだと、このようにちょっと強めの言い方になるのかもしれませんが、幼児に対しても、自分で「あれがしたい!」「これをしてみよう!」と思える環境を作ってあげるのは親の役目だということになりますね。

 

これはモンテッソーリの幼児教育の本を参考にするとよいのではないでしょうか。


マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!

子どもが使える大きさのものを用意する、自由に使えるようにする、置き場所が一定にする、など「子どもが自分でできるような環境を整える」方法が載っています。

 

私も少し導入してみているのですが、簡単なようで難しいです。

特に置き場所を一定にするとかがね!!

まずはものを減らさなければなりません…。

 

焦らず少しずつ整えていきたいです。

 

まとめ

今後、教育機関でアクティブラーニングの導入が進んでいくということは、授業内容に興味を持って質問できる子としない子でどんどん知識に差がついていく、ということでもあるのかなと思います。

能動的に取り組めば、それだけ教師もその子に合わせて、より深く知識を提供してくれるでしょうし。

 

今親としてできることは、本人がしたいと思ったことを思いきりさせてあげて、知的好奇心や探究心を伸ばしてあげることなのかもしれません。

 

子供のしたいことを邪魔しないというのは、時間に追われてなかなかできないのが現状です。

とはいえ、どのように接していくべきか、知っておくのと知らないのでは大違いですよね。

今後、できるだけ心にゆとりを持って子どもの様子を観察していきたいと思います^^